ミドリマツベーカリーです。
マダムです。
ミドリマツベーカリーへ、パンを買いに来てくださるみなさま。
いつも、ありがとうございます。
気に入ったパンが買えた!!!と、満足して帰られるお客さまがいてくださる一方で、
残念ながら、そうでないお客さまも、当然いらっしゃることと思います。
買いに来てくださったみなさまに、過不足なくお気に入りのパンが行き渡ったら、
どんなにいいことか・・・!!!
いつも、思います。
パンを買いに来てくださったお客さま全員に、気持ち良くお買い物して、
気もち良く店内で過ごして欲しい。
いつも、思います。
でもでも、まったく知らない人同士、すっごく控えめな方もいらっしゃれば、
とても積極的な方もいらっしゃいますし、
ひとりでまったりしたいお客さまもいらっしゃれば、
おしゃべりしたいお客さまもいらっしゃいます。
携帯電話が鳴ると、すぐ外へ出ていくお客さまもいらっしゃれば、
自ら電話して、店内でずーっとお話しするお客さまも、いらっしゃったりします。
いいんです・・・!!!
いろんな方がいらっしゃるのは、当然のことですし、
『マナー』の基準も、ひとそれぞれ。
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その昔、
マダムは、東京でパン屋さんを転々としていたのですが、
シェフと出会って、宮崎へ行くことが決まり、東京を離れる前に
ぜひ一度、当時大好きだった某ハンバーガー屋さんで働いてみたいと思い、
宮崎に来る直前まで、数か月だけ働かせてもらいました。
そのお店は、都内・全国にもたくさんあるチェーン店で、それぞれオーナーが違うのですが、
マダムの働いてたお店のオーナーは、すごーく気さくで、親しみやすく、
スタッフも、オーナーのことが大好きで、みんな一丸となって働いてました。
当時、マダムはそれまでずっとパンの製造の仕事をしていたので、
接客なんて、できるかしらん???・・・と思いつつ面接に行ったのですが、
(そのお店では、製造と接客、区別なく全員がどちらもやらなければならなかった。)
数か月しか、働けないことも伝えたうえで、無事、採用してもらえました。
不思議なお店でした。
まず、言われたことは、
『うちは、マニュアルはありません。』
当時は、制服もエプロン一枚だけ。
原則、アタマには、なにかしらつけること。
バンダナが主流でしたが、帽子(それもいろんなタイプ)、ターバン、なかには、そりゃもはや飾りでしょう!!!・・・という人も。
あとは、自由。エプロンにピンバッチをいくつつけようが、金髪だろうが、アフロだろうが、
鼻ピアス開けていようが、なんでもOK。
接客マニュアルも、製造マニュアルも、一切なし。
オーナー曰く
『うちは、いい子しか残らないのよ。フシギなことに、そうでない子は、いつの間にか、いなくなっているの。』
確かに、見た目は個性的なスタッフも、みんなみんないい人でした。
そして、なんでか、マダムは中でも小さ目な店舗(原則2人でまわさなければならない)に
ほぼ毎日レギュラーで、シフトを入れられるようになり、たった数か月間だったにもかかわらず、
濃厚な思い出となりました。(送別会までしてもらいました。)
忙しいお店でした!!!
週末なんかに、まわらなくなると近くの店舗から助っ人がやって来て手伝ってくれたり、
発注ミスで、材料が足りなくなると、他の店舗にお願いして借りに行ったり、ケーキなんかも合い間を見て
店内で焼いていたので、売り切れた近くの店舗に分けてあげたり、
マニュアルなんて、なかったけれど、
チームワークは抜群で、オーナーの店舗のうち、大きい店舗は、全国でもトップ10に入るくらい
成績も良かったのです。
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・・・だからというわけでは、ないのですが、
マダムも『決まり事』は、好きではありません。
例えば『他のお客さまの迷惑になるような行為は、ご遠慮ください。』
そういうのは、言われてやめることでは、ないと思うのです。
(そして、迷惑になる行為をひとつひとつあげていったら、キリがありません!!!)
マダムも、まだまだ日々、悩んだり、失敗して落ち込んだり、反省したりの連続です。
いつかあのオーナー・Eさんのように、フシギな力を宿せる日が来るのでしょうか・・・???
(辞めるとき、アルバムを作ってくれたスタッフがいました。みんな、元気かなぁ???)
●おしらせ●
しばらくの間、毎週月曜・火曜日が、定休日となります。
よろしくお願いいたします。