ミドリマツベーカリーです。
マダムです。
せんじつ、所用で東京へ行ってきました。
帰りがけ、空港で何年かぶりにキハチの黒ゴマソフトクリームを食べました。
黒ゴマソフトには、しょっぱい思い出があるマダム。
もうもう、うーーーんと昔、
黒ゴマソフトが発売された当時、
品川駅から歩いて15分くらいの某ホテルのブーランジェリーに勤務しておりました。
有名なフランスの料理学校のブランドの日本発のショップでした。
当時、いろんなパン屋で働いてみたかったマダムは、
軽い気持ちで面接に行ってみると、
面接会場には、キッチリとスーツを着込んだ賢そうな人が、大勢いました。
マダムはというと、当時働いていた小さい町場のパン屋さんの仕事帰りで、
確か黒いGジャンにブラックジーンズだったか、とにかく普段着でした。
面接官は、5人で、シェフは日本語の話せないフランス人。
採用されるのは、たったの4人。
こんなの、絶対に受からないと思うでしょう?
ところが、何かの間違いで、合格してしまったのです。
神様は、意地悪です。
フランス語ペラペラで、もっと意識高い人もたくさんいたのに・・・。
ハッキリ言って分不相応。
色んな事情も相まって、この品川時代はマダムにとって暗黒の時代です。
そんな中、同じフロアで働いていたパティシエールや、同僚の女の子と
仕事帰りによく、品川駅ビルの地下にあったキハチで黒ゴマソフトクリームを食べました。
しょっぱい思い出の、甘いソフトクリーム。
(なんだか当時の方が、何倍も何倍も美味しかったように感じました。)
・・・そして、マダムは、その次に働くパン屋さんで、今のシェフと出会うのです。
シェフは、昔も今も、変わらず素晴らしい仕事ぶり!!・・・とマダムは思っております。